シアトルからバークレーに戻らず、歯の定期検査、保険の見直し等の2年目に向けての準備等々のため、日本へ。
日本行き機内では、「君の名は。」、「超高速!参勤交代」、「超高速!参勤交代 リターンズ」を観た。いずれも震災がモチーフのひとつか。
300日ぶりの日本の印象。街中に自販機が沢山ある。自動車が左側通行なので横断歩道を渡る際の安全確認を上手く出来ない。電車が数分遅れただけでずっと謝罪している。コンビニが安くてよいものを売っている。食べ物が安い。あちこちで「いらっしゃませ~」。街がきれい。電車もバスも殺気立っている乗客がいる*1。
この間、米国ではシリア、イラク等の7カ国からの入国を禁止する等の大統領令が発せられ、法的な紛争になっているほか、各種の抗議活動が展開されている。日本のニュースにも登場する第9巡回区巡回控訴裁判所は、11月に見学した場所。
UCバークレーでは、2月1日(PST)夜、暴動が発生。ブライトバートのライターが共和党学生らの招きにより講演を行おうとしたことをきっかけに、これに対する抗議活動が発生、この抗議活動に黒ずくめ集団が乱入し、Sproul Plazaで放火をしたり近隣の建物の窓を破壊したりした(同所にあるアマゾンのサービス・センターや大学近くのスターバックス、ウェルズ・ファーゴのATM等が壊されたようだ)。講演予定日前日までに大学から送られてきたメールでは、大学が「ブライトバートの立場は支持しないが、彼らの言論の自由は保護されるべきだ」と強調していたこと、逮捕された被疑者(現在のところ1名)は大学と無関係の者であること、学内で共和党支持者の学生らがこれまで平和的に扱われていたこと、大統領選直後からバークレーでも抗議活動は行われていたが平和的なものであったこと、バークレーの共和党員らも大学が講演の平和的実現に向けて努力していたと表明していること等から外部の者による犯行と思われるが*2、トランプは大学批判にこの事案を用いている。聖域を標榜する各地の州・市(カリフォルニア州やバークレー市も含まれる)や大学(UCバークレーも含まれる)に対する嫌がらせとしてわざとやっているんだろうが、事案の全貌も分からないうちから無茶苦茶である。
ICYMI: Berkeley Republicans VP: University ‘worked tirelessly’ to protect our rights https://t.co/g7XwlwJKZL pic.twitter.com/PDcyvsM9GF
— UC Berkeley (@UCBerkeley) 2017年2月5日
この間、「沈黙」、「この世界の片隅に」を鑑賞。いずれもこの時期に観るべき作品であった。能年玲奈の声の演技も情感溢れる素晴らしいものであった。
明日のフライトで米国へ。次回帰国は来年3月。