本日から、政権移行に伴うセレモニーが始まった。
ピュー・リサーチ・センターが掲載した興味深い記事。トランプに投票した者が大統領選挙に際し情報源としたのはFOXニュース(40%)。第2位のCNN(8%)を大きく引き離している。反対に、クリントンに投票した者においては、FOXニュースは掲げられたグラフでは最下位(3%)。情報量の増加は、個人がものごとを多角的に考えるようになることを意味しない、ということか。両候補の支持者はまったく異なる世界を見ていたんだなあ。いずれにおいてもFacebookが3位になっている点にも目を引かれる。FBは偽ニュース対策に力を入れ始めているというが、その重要性が、ここからも看取される。
オバマの最終的な支持率、CNNの調査では60%。
一方、トランプの政権移行時の評価はとても低い。トランプは「リベラルなメディアは不正に操作されている」とやり返しているが、FOXの調査でも低調。ブッシュ(子)、オバマ、トランプに対する政権移行時の評価は、それぞれ、好ましい・好ましくないが、58%・31%/76%・15%/42%・55%。
大学で来週の某報告のための資料作り。夕方から、偽ニュースに関するシンポジウムを傍聴。Facebookのニュース・フィード担当VPも出席しており、フロアからの質問が彼に集中していた。やり玉に挙げられていて気の毒と思う面もあるが、それだけSNSが社会において果たしている役割が大きくなっているということであろう。このシンポジウムは、後日、Podcastで配信されるとか。
【2017/01/21追記】
上記シンポジウムを録画した動画が公開された。