120日目: July/29/2016 (PDT)

大学であれこれ雑用をしたり次の原稿の準備をしたり。書きかけの原稿を区切りまで書いて、〆切が迫りつつあるものに着手せねばならない。 f:id:gk1024:20160730090657j:imagef:id:gk1024:20160730090741j:image

 

共和党大会は休暇中だったので夜のニュースでちらっと見た程度だったが、民主党大会は4日間、わりとしっかり見た(とはいえ、東海岸と時差があるので、日中は仕事していたが)。今回の民主党大会で一番印象に残ったのは初日のシルバーマン発言(当日のエントリでは言及しなかったが、後になって自分の中にある強い印象を知る)。彼女はサンダース支持者だが、「バーニーでなければ破滅だと言ってる人たち('Bernie or bust' people)、ばかげてる」と発言。「ヒラリーだけは許せない。トランプの方がまし」、「トランプに投票する」、「第三の候補に投票する」と公言するサンダース支持者も少なくないようだが*1、一刀両断。この次にポール・サイモンの演奏が予定されており、その準備の時間を稼ぐためにアル・フランケン(上院議員、コメディアン)と台本なしで「繋いで」いた中でなされた発言だが、大変感銘を受けた。最善とは思えない選択であっても、最悪の事態に至らないように、選択せねばならないときがあるのであった。

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これまでこのような大会は単なる儀式と思っていたが、4日間それなりにきちんと見ていると、これだけ多くの人が自分の意見を語りユナイトしようとするのはすごい試みだと気付く。予備選挙、本選挙と大変な時間とコストを掛けて行われる大統領選挙の重みとアメリカの民主主義を実感するのであった(しかし、11月にどのような選択がなされるのか不安は残る)。

 

大胆な案内。矢印優先。

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*1:新たなメール問題がWikiLeaksによってリークされた直後で、サンダース支持者の気持ちそれ自体はよくわかる。11月までには考えも変わるのかもしれない。