430日目: June/04/2017

昨夜は、映画 "The Buttler" (邦題:「大統領の執事の涙」) を観た。2013年作品、オバマ政権の2年目に公開されたもの。物語は1926年、少年時代の主人公(アフリカ系)が綿花畑で小作農として働く場面から始まる。主人公はやがて縁あってホワイトハウスの執事として働き始め、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガンと7代の大統領に仕える。この間、米国は、ブラウン判決*1、エメット・ティル事件*2、リトル・ロック高校事件*3、マルコムX暗殺*4、セルマ大行進(血の日曜日事件とも)*5、キング牧師暗殺*6と公民権をめぐる歴史的な事件を多く経験した。また、ベトナム戦争、ウォーターゲイト事件と米国史に残る大きな事件もこの間に生じている。アフリカ系である主人公の生き方(執事として白人大統領に仕えている)や視点と、家族によるその受け止め方・視点を用いて、多角的に公民権運動を描く。(ネタバレになるので書かないが、)「この物語には続きがあって」として始まるエンディングは、今観ると、「この物語には、さらに続きがあって」と思ってしまう。

www.imdb.com

 

本日はチャイナ・タウンでブランチ。TripAdvisorがニューヨークの中華料理店で1番だとする店 "Excellent Dumpling House" へ。

www.tripadvisor.com

 

午後2時とちょっと遅めに行ったが、かなりの客入り。焼き餃子、小籠包、春巻、魚介麺を注文。いずれも美味。とくに小籠包がよかった。高くてもっと美味い店はあるだろうけれど、お値段も安く、1位との評価も納得。

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それにしても、「日本」料理のイメージは照り焼きなんだなあ(米国では、あちこちで "Teriyaki" の文字を見かける。スーパーでは照り焼きソースを何種類も見かける)。

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ダウンタウンのトレーダー・ジョーズは客が多すぎて入場制限(!)をしていた。別のスーパーで買い物して帰宅。

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*1:1954年。公立学校における人種分離を違憲とした。

*2:1955年。アフリカ系少年が白人に話しかけたとしてリンチされ死亡した。

*3:1957年、アーカンソー州リトル・ロックの高校で、アフリカ系学生が入学を拒否された。

*4:1965年。

*5:1965年。アラバマ州セルマからモンゴメリーまでアフリカ系市民がデモ行進をした際、地元警察がデモ隊を襲撃し、多数の負傷者が出た。

*6:1968年。