110日目: July/19/2016 (MST)

2日目。早起きしてアンテロープ・キャニオン・ツアー。アンテロープ・キャニオンはコロラド・プラトー(コロラド台地)の一部だが、コロラド・プラトーはフランスと同じ広さ。なんという広さだろうか。そりゃあ、トレーラーでプレハブの家を運ぶ人もいるよな(?)。 

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山を削って作った道を行く。

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アンテロープ・キャニオンの前に、ホース・シュー・ベント(Horse Shoe Bend)。切り立った崖でとても綺麗な景色だが怖さも。「異常に暑い。一人一本水持て。帽子かぶれ」の警告もあるが、この日はやや曇っており、摂氏30度を少し超えるくらい(日本から来たら湿度が低いので涼しく感じただろうが、この時期涼しいベイエリアからだと体が慣れておらず、少し暑く感じた)。

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暑いとトカゲが腕立て伏せをするが(そうやって風を浴びて体を冷やすためとか。後日実際に腕立てを見た)、この日は快適?

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アンテロープ・キャニオン到着。晴れてきた。アッパー・キャニオン見物へ。駐車場で車を降りて、ナヴァホのガイドが運転するジープに乗り換え、砂の上を爆走。当然ながら舗装されておらず、とてもバンピー。跳ねる跳ねる。ここは、大雨が降ると川になる。

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入口まで着いたところで快晴!ナヴァホのガイドから、ISO800、ホワイト・バランスは曇りと写真撮影のご指導。

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いよいよキャニオン内部。ビームのように見えるのは、頂上の穴から入った日光が砂に反射しているから。ビームが特に強いのは、ガイドが写真撮影用に砂を上へと相撲の塩まきよろしく投げているから*1

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内部は狭いところもあるため、右側通行。同じ組に日本人が多かったので、ナヴァホのガイドがしきりに日本語で「ミギミギミギ」と呼びかけていた。受付にも日本語掲示あり。翻訳はあやしいけれど。

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アンテロープ・キャニオン見物後、ペイジの街で昼食。中華バイキングへ案内された。ペイジはダムと発電所を作るためにできた街で、人口8000人くらい、アジア人は10数人とか。

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午後は、人工湖(ダム)レイク・パウエル見物から。猿の惑星(オリジナル版)のロケ地。第1作冒頭のシーンと馬で去って行くシーンかな? 

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引き続いて、ザ・ウェイヴ・オブ・ペイジ。バーミリオン・クリフにある「ザ・ウェイヴ」が有名だが、ここはそれに似た場所。本家は抽選で1日20名しか入れないとのことで、こちらに案内された。砂岩が堆積して層をなしており、不思議な光景。

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キャメロン・トレーディング・ポスト*2で置物を購入して、ツアーは終了。 

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夕食は、メキシカン「エローテ」で。ここは予約を取らないので、受付で名前を書いて待つ。30分ほどで入れた。何もかも本当に美味しい。できればまた行きたい。ところで、発音が悪いのか旅行中何度か「アリゾナ」が通じないという事態に遭遇。ここでも、「アリゾナのワインを飲みたい」と頼んだが、なかなか通じなかった。

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宿に戻るとスマホにアラート。砂嵐警報を初めて見た(翌日には鉄砲水警報を見ることになる)。 

 

以下、ツアー・ガイドに教えて貰ったことを箇条書きで。

・アリゾナ州の産業:農業(綿花、柑橘)、銅山

・携帯アンテナは、松の木に模したものがある。フェニックスにはサボテンに模したものも。

・道中、ジェニパーが多い。ジェニパーの実はジンの原材料。あまり背が高くならないので、「小人の森」と呼ばれる。

・アリゾナ州は人口700万人。面積は全米で6番目に大きい。

・気候は3つに分かれ、砂漠の気候、山岳地帯(セドナ)の気候、高原の気候。

・アリゾナ州の人口はフェニックスとトゥーソンに集中。

・アリゾナ州の人種構成: 85パーセントが白人

・雨季は7~9月。

・ナヴァホの民家は「ホーガン」といい、東向きに建てる。かつてはホーガン内で死者が出ると、死者を近くに埋め、ホーガンを墓とする。他の者はホーガンを別に建てて引っ越す。

*1:したがって、すごく砂まみれになる。服も荷物もそのつもりで。カメラを持っていくなら、レンズも含めて防塵である方が良い。

*2:ナヴァホの民芸品等が売られている。「グルテン・フリー」とわざわざ書かれた――そりゃそうだ――バッファロー・ジャーキーも。