アルカトラズに行ってきた。
島の歴史は古いが、1934年から1963年まで連邦刑務所がこの島に置かれ、アル・カポネ*1も収監されていたことで知る人が多いのではないか。
約30年間の連邦刑務所時代に、いくつかの有名な事件が起きているが、展示の最大の山場は3名の脱走事件と見受けられる。スプーンでコンクリートに穴を空けて独房から逃げ出した。逃げ出した3人はその後見つかっておらず、逃亡したとも溺れたとも言われているという。
アルカトラズ刑務所は1963年3月21日に閉鎖。維持費がかかりすぎることのほか、リハビリテーション思想の高まりもその一因とのこと。
刑務所の外には美しい自然やサンフランシスコの光景が。島の一部は立入禁止にして、野鳥を保護しているとのこと。
島の片隅では、「Prisoners of Age Exhibition」(高齢受刑者展、とでも仮に訳しておこう。ちょっと固い気もするが)。アメリカとカナダでの、受刑者や矯正施設職員に対するインタビュー等を1996年から行っているプロジェクトの一環だそう。現実の高齢受刑者の写真が罪状や人となりと共に展示されている。
当該展示会の様子、さらに詳しくは、こちら。
アルカトラズ島の港にある建物の壁。ネイティブ・アメリカンによるアルカトラズ占拠の際に書かれたものだそうだ。
ところでウェブサイトには昼のツアーは大人1名41ドルと書いてあるところ、実際にはなぜか33ドルだった。当日券だから? チケットを買う際に身分証明書の提示を求められたのでUCバークレーのIDを見せたから?
帰宅すると注文しておいたウォシュレットが届けられていたので、DIY。簡単だった。これでまたQOLが向上する。
夕刻、UCバークレーの「キャンパス・コミュニティ」宛に一斉メールあり。今週月曜日ムスリム学生団体と特定の学生に対する敵意のある(hostile)ポスターが学内に掲出された、大学は規則(well known 'time, place and manner' rules; 時・所・方法の規制)に従って当該ポスターを剥がした、大学はあらゆる形態での差別と闘う、との記載。
*1:以下の写真、一番左がアル・カポネ。